柿はビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富な果物ですが、食べ過ぎると害があるといわれています。でもよく調べると、気にするほどの害はありません。
柿に見られる黒い点はタンニンといわれる成分です。タンニンは渋みの素になる物質ですが、黒い点になっているものは渋みを感じないので、食べても問題ありません。
柿はからだに必要な栄養素が含まれている
店先に柿が並ぶようになると、秋を感じる人も多いでしょう。柿にからだにうれしい成分が含まれています。
可食部100gあたりに含まれる成分量
ビタミンC | βカロテン当量※ | カリウム | |
---|---|---|---|
甘柿/生 | 70 mg | 0.42 mg | 170 mg |
渋抜き柿/生 | 55 mg | 0.33 mg | 200 mg |
干し柿 | 2 mg | 1.4 mg | 670 mg |
みかん | 33 mg | 1.1 mg | 150 mg |
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※βカロテン当量はさまざまなプロビタミンAの合計をβカロテンに換算して表示したもの
ビタミンCとβカロテンが豊富
柿に含まれる健康成分は何といってもビタミンCです。甘柿には、可食部100gあたり70mgのビタミンCが含まれており、ミカンの倍以上の量です。
12歳以上の人のビタミンCの1日の摂取目安量は100gなので、柿1個(重量 200g、可食部重量 182g)食べれば、1日分が丸々摂れることになります1)。ビタミンCは骨、筋肉、皮膚などのコラーゲンを作るために不可欠な栄養素です。
また干し柿にはβカロテンが多く含まれています。βカロテンは生体内でビタミンAに変換されて作用し、皮膚や粘膜の健康をの維持に役立ちます。また抗酸化作用や免疫賦活作用もあります。
カリウムはむくみ対策にも
柿にはカリウムも豊富な含まれています。カリウムには体内の細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つほか、体液のpHバランスを保つ役割もあります。また ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節したり、むくみを防ぐ効果もあります
柿を食べ過ぎると起こる症状
下痢・腹痛・腹部膨満
柿は食物繊維が豊富です。食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類がありますが、柿には不溶性食物繊維が多く含まれます。不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸の壁を刺激することで蠕動運動を起こし、排便を促進する効果があることから、便秘解消に効果があるといわれています。また水溶性食物繊維は腸内の水分を集めて便を柔らかくすることで、便秘解消に効果があります。
水溶性食物繊維、不溶性食物繊維とも、健康食品やサプリメントにも含まれている成分で、それ自体は悪いものではありませんが、人によっては摂り過ぎると、下痢、腹痛、腹部膨満を引き起こすことがあります。
柿に含まれる食物繊維量(可食部100gあたり)
水溶性食物繊維(g) | 不溶性食物繊維(g) | 食物繊維総量(g) | |
---|---|---|---|
甘がき/生 | 0.2 | 1.4 | 1.6 |
渋抜きがき/生 | 0.5 | 2.3 | 2.8 |
干しがき | 1.3 | 12.7 | 14.0 |
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
食物繊維は人間が消化・吸収できない成分です。水溶性食物繊維を摂り過ぎると、便が軟らかくなり過ぎで下痢になります。また不溶性食物繊維を摂り過ぎると、腸管壁を刺激することで腹痛が起き、それが刺激となって急激な蠕動運動が起きると下痢になります。
さらに食物繊維は腸内細菌のエサになります。大量の食物繊維が腸内に流れ込むと、腸内細菌はそれをエサにして一気に増殖し、大量のガスを発生させます。そのため下腹部にガスが溜まった状態(腹部膨満)が起きることがあります。
この症状が起きる、起きないは、個人差があります。もし柿を食べてこれらの症状が起きるようなら、一度に食べる量を減らしてみてください。
トイレが近くなる・からだを冷やす
柿にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムには尿を出しやすくする作用(利尿作用)があるため、柿をたくさんたべると、トイレが近くなる場合があります。
尿が出ると、そのときに体の熱も出て行ってしまうので、体が冷えることになります。柿は東洋医学で、からだを冷やすたべものに分類されています。これは利尿作用のほかに、鉄の吸収量が減ることで貧血になり、血流量が減ることが関係しているといわれています。
胃の中に石ができる柿胃石
柿にはシブオールというタンニンが含まれています。シブオールは胃酸と混ざると塊を作り、そこへさらに食物繊維が混ざることで、「胃石」という塊ができる場合があります。
胃石は直径が5cm程度の固い塊で、大きい場合は15cmほどにもなります。直径が2cmを超えると胃から排出されず、胃の中に存在し続けるため、胃もたれを感じるようになりますが、無症状のこともあります。
果物や野菜が原因でできる胃石を植物胃石といい、その7~8割が柿が原因の柿胃石です。このほかストレスで自分の髪の毛を飲みこむことで起きる毛髪胃石もありますが、日本ではほとんど見られません2)。
胃石ができても、自然に消えることが多いので、特に治療は必要ありませんが、腹痛や胃痙攣が起こる場合は、薬で溶かして排泄させることができます。
また強い炭酸水を飲むことで、胃石が溶けるため、「コカ・コーラ療法」という治療法が紹介されています。某テレビ番組でも、コーラで胃石が消えたと紹介していますが3)、安易にマネはしないほうがよいと思います。もし胃石ができている可能性がある場合は、医療機関を受診すべきです。
柿は何個までなら食べても大丈夫?
柿が原因で起きる症状をいくつか紹介しましたが、症状が出る、出ないは個人差があります。そのため、柿を何個までなら食べても大丈夫か?という質問には答えられないのですが、多くの記事を見ると、だいたい1日200g、すなわち1個が目安といわれています。
これ以上食べると、カリウムの過剰摂取や食物アレルギーによる体調不良を起こすリスクがあると書いてある記事もありますが、その心配はありません。柿を少しくらい多く食べたところで、カリウムの過剰摂取にも食物アレルギーにもなりません。心配すべきは、腹痛や下痢の方です。
ところで、この柿1個、200gの根拠としてあげられているのが、農林水産省の「食事バランスガイド」という資料です4)。これによると、リンゴ、ミカン、カキなどの1日分の適量として、200gという数値があげられています。この数値は、
- ビタミンC、カリウムなどの供給源である果実をどれくらい摂ればよいか
- 果物のトータルの摂取量として200gが適量である
といっているだけで、柿を200gまでなら食べてよいといっているわけではありません。
柿をいくつまでなら食べても大丈夫か、というのは体質にもよりますので、数値を決めるようにものではありません。一方で、他の果物もあわせて200gくらい食べるのが適当だということです。
こんな症状は起こらない~間違った情報
柿を食べても便秘になるのはまれ
タンニンを過剰摂取すると、大腸に特殊な膜ができ、蠕動運動を抑制することで、便秘になる可能性があります。これはタンニンを多く含む緑茶や紅茶を多飲した場合にまれに見られる症状で、柿を食べて便秘になることは、ほとんど考えられません。
なぜなら、柿には食物繊維が大量に含まれているからです。そのため食べ過ぎた場合は、消化不良か下痢になることの方が多いと考えられます。タンニン単体が持つ作用を引き合いに出して、いい加減なことを書いている例です。
柿を食べ過ぎると太るという注意喚起は無意味
柿1個あたりのカロリーは次の通りです。
1個当たりの重さ | 可食部重さ | 可食部1個あたりのカロリー | |
---|---|---|---|
甘がき/生 | 200 g | 182g | 115kcal |
渋抜きがき/生 | 200g | 170g | 100kcal |
干しがき | 40 g | 37g | 101kcal |
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
どれも1個で100 kcal 程度と覚えておいてください。仮に柿をたくさん食べるとしても、せいぜい2~3個が限度です。すでに説明したように柿には食物繊維が多いので、満腹感もあります。そうすると、他の食べものが食べられなくなります。
一方で菓子パンやケーキは、1個で約400 kcal あります。菓子パンやケーキをおやつにするより、柿をおやつにすることで、摂取カロリーを減らすことができます。
低カロリーの食品でも、大量に食べたらそれなりのカロリーを摂ることになります。なんでも食べ過ぎると太るのはあたりまえです。ただ柿について、太ることを気にすべき食品かどうかというと、全くその必要はなさそうです。
カリウムの過剰摂取も考えにくい
柿にはカリウムが多く含まれています。柿を食べ過ぎるとカリウムの過剰摂取で、筋力低下や不整脈が起きると書いてある記事がありますが、これもありえない話です。ふつうの人が柿を食べ過ぎたくらいで、カリウムの過剰摂取にはなりません。
ただ腎臓の機能の低下によって、カリウムを尿中に排出する能力が低下している場合(腎不全などの病気)や、腎臓からのカリウムの排出を妨げる薬(高血圧や浮腫に用いるカリウム保持性利尿薬など)を飲んでいる場合は、カリウムを多く含む果物などを食べないように指導される場合があります。
その場合、柿を食べることでカリウムの過剰摂取になります。それ以外の場合は、カリウムの過剰摂取など、気にする必要ありません。
貧血になることもほとんどない
柿に含まれるシブオール(タンニン)は鉄分と結合する性質があります。そのため食事中にタンニンを摂ると、食べものに含まれている鉄分とタンニンが結びついて、小腸での鉄の吸収が妨げられることがわかっています。
しかしだからといって、柿を食べて貧血になるということはありえません。タンニンは柿以外にも、コーヒー、緑茶、紅茶にも含まれています。食事中にこれらの飲み物をたくさん飲むことで、鉄の吸収率は下がりますが、吸収量がゼロになって鉄欠乏性貧血になることは考えにくいです。
妊婦の人が柿を食べ過ぎると貧血になるリスクが高まるという指摘もありますが、趣旨がよくわかりません。柿よりもほかのタンニン、特に食事と一緒に摂ることが多いタンニンを含んだ飲み物や食べ物を控えるようにすべきです。
さらにタンニンは吸収されないので、体内に入ったシブオール(タンニン)が鉄と結合することもありません。貧血気味の人は柿を食べ過ぎないようにとの指摘は、全く意味がありません。
花粉症の人にアレルギー反応が出る可能性は低い
花粉症の人が柿を食べると、アレルギー反応が出ると書いている記事がありますが、そのようなケースはまれです。花粉症の人が果物や生野菜を食べると、数分以内に唇、舌、口の中やのどにかゆみやしびれ、むくみなどのアレルギー症状を起こすことがまれにあります。
これは口腔アレルギー症候群(OAS: Oral Allergy Syndrome)と呼ばれるものです。花粉症の人は特定の植物の花粉に対する抗体が体内にできており、その花粉が体内に入ることで、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー反応を起こします。OASは、果物や生野菜に含まれるたんぱく質が、花粉のたんぱく質に似ているため、果物や生野菜を食べたときに、口やのどでアレルギー反応を起こすものです。
花粉症の原因植物と、OASを起こす果物、野菜の関係がある程度わかっています。日本小児アレルギー学会が作成した食物アレルギー診療ガイドライン2016ダイジェスト版に記載の「主な花粉と交差反応性か証明されている果物・野菜など」を下に示します5)。
花粉 | 果物 | 野菜ほか |
---|---|---|
ヒノキ科 スギ | - | ナス科(トマト) |
キク科 ブタクサ | ウリ科(メロン、スイカ) バショウ科(バナナ) |
ウリ科(キュウリ、ズッキーニ) |
キク科 ヨモギ | ウルシ科(マンゴー) | セリ科(セロリ、ニンジン)、スパイス |
イネ科 | ウリ科(メロン、スイカ) マタタビ科(キウイフルーツ) ミカン科(オレンジ) |
ナス科(トマト、ジャガイモ) マメ科(ピーナッツ) |
カバノキ科 シラカンバ ハンノキ オオバヤシャブシ |
バラ科(リンゴ、西洋ナシ、サクランボ、モモ、スモモ、アンズ、アーモンド) マタタビ科(キウイフルーツ) ウルシ科(マンゴー) |
セリ科(セロリ、ニンジン) ナス科(ジャガイモ、シシトウガラシ) マメ科(大豆、ピーナッツ) カバノキ科(ヘーゼルナッツ) |
このリストにはカキ(カキノキ科)は掲載されていません。別の口腔アレルギー症候群に関する論文を見ると、シラカンバ花粉症患者の OAS 原因食物のひとつとしてカキが挙げられていましたが、カキでOASを起こす人はシラカンバ花粉症の人の1.3%しかいません6)。
花粉症の人が柿を食べると、アレルギー反応が出るケースはあるかもしれませんが、確率としてはかなり低いと思われます。仮に柿を食べることでOASを起こす人がいたとすると、その人はすでに他の果物(多いのは、リンゴ、サクランボ、モモ)でOASを発症していると思われますので、果物を食べる際にはおのずと注意すると思われます。したがって、アレルギーの発症を柿を食べるデメリットとして強調するような話ではないと思います。
がんや老化の予防や高血圧に効果があるというのは完全に間違い
柿を食べることで、がんや老化の予防になるというのは、何の根拠もない話です。たいていの食材には、そのような効果があるといわれる成分が含まれています。例えば食物繊維の摂取量と大腸がんの罹患率には、関係があることがわかっています。しかし食物繊維を多く含む食品に大腸がんの予防効果があるかというと、必ずしもそうではありません。
高血圧に効くというのは、柿に多く含まれるカリウムに利尿作用があることを指しているのだと思いますが、柿を食べたくらいでは、特に影響はありません。
二日酔いには効かないし予防効果もあやしい
柿が二日酔いに効果があるという記述があります。ただその意味を理解して文章を書いている記事は少ないように思います。まずお酒を飲んで酔いが回った後に柿を食べても、何の効果もありません。また夜の宴会に備えて15時のおやつに柿を食べるというのも無意味です。
柿に含まれるシブオール(タンニン)は、お酒のアルコールの分解代謝物であるアセトアルデヒドを吸着する作用があります。一方でタンニンは腸から吸収されることはありません。そのため二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドを柿のタンニンに吸着させるためには、胃か小腸で接触させる必要があります。
アルコールの吸収は早く、飲んでから1~2時間以内に胃と小腸上部から吸収されるので、お酒を飲むのとほぼ同時に柿を食べないと、意味がないことになります。
二日酔いの原因物質は、アルコール(エタノール)が分解されて生じるアセトアルデヒドです。エタノールやアセトアルデヒドの分解能力には個人差が大きく、アセトアルデヒドの分解能力が低い人が、二日酔いになりやすいことがわかっています。アセトアルデヒドは主に血液中に存在しますが、タンニンは体内に吸収されないので、食物に含まれるタンニンがアセトアルデヒドと結合することはあり得ません。
いずれにしても、柿が二日酔いに効くというのは、かなり怪しい話です。
甘柿と渋柿の違いと渋抜きの原理
柿の渋はシブオールというタンニン
柿のタンニンはシブオールといいますが、甘柿も渋柿もシブオールが含まれる量はほとんど同じなんです。何が違うのかというと、渋柿のシブオールは水に溶けるため、柿全体に分布していますが、甘柿のシブオールは水に溶けないため、固まって存在します。
柿の実の中に黒い斑点が見られますが、これはシブオールが鉄と結合して固まったものです。渋柿を食べると、果肉に含まれるシブオールを舌に当たるため、渋みを感じますが、甘柿は黒い点は水に溶けないため、食べても渋みを感じませんし、害は全くありません。
甘柿、渋柿の種類
日本で栽培される柿の品種は2000種類ありますが、渋の性質から4種類に分けられます7)。それぞれの特徴と代表的な品種は次の通りです。
完全甘柿
木になった状態で成熟とともに渋が抜けていく品種。販売されている柿の大半がこれ。
富有、次郎
不完全甘柿
種子が多く入ると渋が抜ける品種。渋抜きしてから出荷される。
善寺丸、西村早生
不完全渋柿
種子が入るとその周辺だけ渋みが抜ける品種。
刀根早生 、平核無(ひらたねなし)
完全渋柿
種子が入っても渋が抜けない品種。成熟して軟らかくなると渋は抜ける。干し柿になる。
西条、市田、愛宕
渋柿から渋を抜く方法
渋柿は木になった状態で成熟すると、渋は抜けますが、硬いうちに収穫して渋を抜くこともできます。一番手っ取り早い方法は、渋柿をホワイトリカー(主成分はエタノール)に漬ける方法です。これはシブオールとエタノールが酸化してできたアセトアルデヒドが反応することで、シブオールが水に溶けなくなるためです。通常は、1週間以上30度以上のホワイトリカーに漬けると、シブオールが水に溶けない状態になり、食べたときに渋を感じなくなります。
また吊るし柿にするという方法もあります。これは干している間にタンニンの分子同士が結合して大きくなることで、渋みが感じにくくしています。
渋抜きというのは、柿からタンニンを取り除いているのではなく、水に溶けにくくする、あるいはタンニンを凝集させることで、口の中で渋みを感じにくくしているのです。
まとめ
- 柿にはビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれている。
- 柿を食べ過ぎると、下痢・腹痛・腹部膨満が起きることがあるが、その原因は食物繊維。
- 柿を食べ過ぎると、尿が出やすくなる。これはカリウムに利尿作用があるため。尿の量が増えることで、からだを冷やすことになる。
- 柿を大量に食べることで、胃の中に柿胃石という固い塊ができることがまれにある。
- 柿は何個までなら食べても大丈夫かは個人差がある。少しくらい多く食べても、大した害はない。ただビタミンやカリウムの摂取を考えると、1日1個(200g)が目安。
- 柿を食べ過ぎると、便秘になる、太る、カリウムの過剰摂取になる、貧血になる、アレルギー反応が出るなどのネット記事があるが、これらは極端なケースの話なので、通常は気にする必要はない。
- 柿を食べるとがんや老化の予防になる、高血圧に効果があるというのは、完全にウソ。
- 柿が二日酔いに効果があるというのもかなり怪しい。
- 柿の渋はシブオールというタンニンで、甘柿にも渋柿にも含まれる。タンニンが水に溶けなくなったり、固まったりすると、渋みを感じなくなる。
- 柿の実の中にある黒い点はシブオールと鉄が結合して固まったもの。食べても害はない。
- 日本には2000種類以上の柿があるが、完全甘柿、不完全甘柿、不完全渋柿、完全渋柿の4種類に分けられる。どの柿にもシブオールが含まれており、存在の仕方が違うだけ。
- 渋抜きとはシブオールを感じなくする作業で、シブオールを取り除くわけではない。
参考文献
1) 日本人の食事摂取基準(2020年版)、厚生労働省
2) 胃石、徳島県医師会ウェブサイト、https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/638-327
3) 平成で常識が変わった!フルーツで胃に石ができる!、ザ!世界仰天ニュース、日本テレビ
https://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20190430_05.html
4) 食事バランスガイドについて、農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/index.html
5)食物アレルギー診療ガイドライン2016ダイジェスト版、日本小児アレルギー学会
https://www.jspaci.jp/allergy_2016/chap11_2.html
6) 片田 彰博、口腔アレルギー症候群の現状:喉頭アレルギーとの異同、口咽科 、27 (1) 55-62 (2014)
7) 農林水産省広報誌 aff, 10, 15 (2018) https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1810/pdf/1810_all.pdf