輸入小麦から検出される除草剤グリホサートは本当に危険なのか

小麦や大豆の収穫前に使われるグリホサートという農薬、輸入小麦や食パンからも検出されており、その問題点を指摘する声は根強くあります。発がん性や遺伝毒性はないといわれていますが、腸内細菌への影響について指摘する研究結果が出ています

安全だという意見と、危険だという意見を整理しました。

100%安全ではないので、できるならばグリホサートが含まれる食品は避けたほうがよいというのが結論です。

輸入小麦から検出される農薬グリホサートとは

日本でもおなじみのラウンドアップ

グリホサートは1970年にアメリカの化学メーカーであるモンサント(現在はバイエルに買収)が開発した除草剤です。除草剤として世界で最も多く使われています。日本では1981年から発売されており、ホームセンターで「ラウンドアップマックスロード」という名前で売られています。

ラウンドアップマックスロードの主成分は「グリホサートカリウム塩」ですが、発売開始当時は「グリホサートイソプロピルアミン塩」でした。ラウンドアップはその後、「グリホサートアンモニウム塩」を経て、現在の成分に変わりました。

初代ラウンドアップのグリホサートイソプロピルアミン塩は特許が切れているため、これを主成分としたジェネリック品が多数発売されています。「ターンアウト」、「ネコソギ」、「サンフローン」などがこれに該当します。

グリホサートの効果はどんなものか

グリホサートを植物に散布すると葉や茎の表面から吸収され、アミノ酸の合成を妨げることで、植物を枯らします。根から吸収されるわけではなないので、草刈りをした後に散布してもあまり意味がありません。

地面に落ちた成分は土の粒子に吸着され、その後、微生物によって分解されることで、3週間以内に半減するといわれています。土に吸着された成分は、除草剤としての効果はなくなります。

グリホサートは、芳香族アミノ酸という成分を合成する経路(シキミ酸経路)を阻害します。芳香族アミノ酸が合成されないと、植物は生育できなくなり、枯れてしまいます。またシキミ酸経路は植物と微生物にのみ存在し、動物にはないため、昆虫や魚などが死ぬこともありません。そのため比較的安全性の高い除草剤といわれています。

農作物の乾燥剤としての用途もある

ところでグリホサートは雑草を枯らすという目的以外に、農作物の品質を維持するため、農作物に直接散布することも認められています。これは「除草剤」ではなく「乾燥剤」としての目的になります。

小麦は出てきた穂が成熟し、黄金色の穂が枯れて褐色になってから収穫されます。穂が枯れると小麦の実の部分は水分量は下がってきますが、この水分量が低くなってから収穫することで、品質のよい小麦が得られます。小麦が成熟し、枯れ始めたところでグリホサートをかけることで、成長を完全に止めて、実の水分量を確実に下げることができます。

大豆も、さやの中の豆が成熟したのち、葉が落ちて、豆が乾燥してから収穫されますが、大豆が枯れて半分くらいの葉が落ちたところでグリホサートを噴霧し、成長を完全に止めることで、豆の乾燥を促進します。

このように収穫前の小麦や大豆にグリホサートを噴霧することで、農産物を乾燥するという手法は、1990年代に広まりました。なお日本では、収穫前の小麦への使用は認められていませんが、大豆への使用は認められています。

グリホサートの安全性についての懸念

グリホサートには発がん性はない

日本の内閣府食品安全委員会は2016年に、グリホサートに係る食品健康影響評価の調査結果で、「グリホサートには発がん性は認められなかった」と結論付けています1)。にもかかわらず、ネット上を中心に、グリホサートには発がん性があるとの情報が出回っています。

グリホサートに発がん性があるという人たちが引用しているのが、世界保健機関(WHO)の下部組織である国際がん研究機関(IARC)が2015年に出した、除草剤グリホサートを、「おそらくヒトに対して発がん性がある」というグループ2Aに分類するという決定です2)

しかしこれに対して、アメリカ、カナダ、EU、オーストラリアなどの規制当局は異議を唱えており、その後、グリホサートに人に対する発がんのリスクがあるという発表は行われていません。

なお2021年9月末の時点でIARCの発がん性分類のグループ2Aに分類されているものには89種類あり、「65℃以上の熱い飲み物を飲むこと」、「赤身の肉を食べること」、「夜勤」、「美容師・理容師として働くこと」なども含まれていますが3)、これらについては、特に異議は出ていないようです。

熱いお茶を飲むと、発がんのリスクがあるようですが、だからといって、熱いお茶を飲むのを禁止しようという動きはありません。個人の選択の問題だと思います。

遺伝毒性、催奇形性、神経毒性、生殖に対する影響もない

2016年に内閣府食品安全委員会が公表したグリホサートに係る食品健康影響評価の結果によると、グリホサートには遺伝毒性、催奇形性、神経毒性、生殖に対する影響は認められなかったとあります1)

そして一日許容摂取量(ADI)を体重1kgあたり1日1mgとしました。これは例えば体重50kgの人が、一生にわたってグリホサートを毎日50mgずつ取り続けても健康には影響はないという意味です。ADIは、動物実験で有害な影響が観察されなかった最大の投与量に対し、安全係数として100を見込んだ値となっています。

すなわち、動物実験で無害であった量の、さらに1/100をADIとして定めているということです。

食品に残留したグリホサートの人体への影響は

このように、グリホサートは安全であるというデータが続々と示されていますが、近年、食品に残留したグリホサートが、人の健康に悪い影響を与えているのではないかとする研究結果が示されています。少し専門的になりますが、主なものを紹介します。

2013年のアメリカの論文4)

グリホサートがセリアック病やグルテン不耐症の原因因子である可能性について指摘している。

グリホサートにさらされた魚は、セリアック病を連想させる消化器系の問題を発症する。セリアック病は腸内細菌の不均衡に関連しており、この症状は腸内細菌に対するグリホサートの既知の影響によって完全に説明することができる。

セリアック病はシトクロムP450酵素の障害を示すが、グリホサートはシトクロムP450酵素を阻害することが知られている。またセリアック病における鉄、コバルト、モリブデンなどの微量金属の欠乏は、これらの元素をキレート化する能力のあるグリホサートと関連がある可能性がある。

2020年のカナダの論文6)

消化器疾患の人が増えており、セリアック病の診断を受けていないにも関わらず、自主的にグルテンフリー生活を送っている人が多い。これらの人を調べたところ、症状を引き起こしていた原因はグルテンではなく、グリホサートである可能性が出てきた。

農薬グリホサートの安全性について議論する際に、グリホサートが腸内毒素症を起こす可能性があることについて、考慮されていない。

腸内細菌のうち、日和見菌が他の菌よりもグリホサートに対して強い耐性を持っている。食品中のグリホサートの残留物によって他の菌が減少し、日和見菌である大腸菌や黄色ブドウ球菌が過剰になると、腸内細菌のバランスが崩れ、ガスの発生、腹痛、腹部膨満、下痢などの症状が起きる。さらにこの状態は、炎症の増加、肥満につながる。

2021年の千葉大学とカリフォルニア大学の論文5)

マウスを使った実験で、妊娠・授乳中の母がグリホサートにさらされると、雄の子に自閉症スペクトラム障害(ASD)のような異常行動と、腸内細菌叢の異常が見られた。腸内細菌にはクロストリジウム菌が多かったが、クロストリジウム菌とASDの発症には関係があるといわれている。

また子の糞便からは通常より高い濃度の酢酸が検出された。ASDのこどもの糞便の酢酸濃度も高いことがわかっており、酢酸は腸のバリア機能を低下させている可能性がある。

ASDの発症には可溶性エポキシド加水分解酵素(sEH)が関係していることがわかっているので、妊娠・授乳中の母マウスにグリホサートとともにsEH阻害剤を投与すると、子はASDのような異常行動を示さなかった。

アメリカの公立学校でのASDの増加の時期と、トウモロコシと大豆へのグリホサート使用量の増加の時期には、正の相関がみられる。

遺伝子組み換え作物の生産拡大とグリホサートが効かない耐性雑草の出現

グリホサートは芳香族アミノ酸という成分を合成する経路(シキミ酸経路)を阻害することで、植物を枯らします。そこで遺伝子操作によってグリホサートで枯れない農作物を作ると、畑にグリホサートを散布しても、農作物は枯れずに雑草だけ枯らすことができます。

日本では遺伝子組み換え作物の商業栽培は一部を除いてほとんど行われていませんが、海外では主要穀物の90%以上が遺伝子組み換え作物となっています。日本が海外から大量に輸入している大豆、トウモロコシ、ナタネも例外ではありません。

これらの遺伝子組み換え作物は生産量の増加と価格の安定に寄与してきましたが、近年、グリホサートに耐性を持つ雑草が増加し、問題になっています。これに対して、新たな除草剤とその除草剤に耐性を持つ遺伝子組み換え作物を作るという手段で対応するとのことですが、グリホサートに勝る除草剤の開発にはめどが立っていません。

グリホサートは輸入小麦やパンからも検出されている

グリホサートはさまざまな農産物に使われているため、厚生労働省令で残留基準値が定められており、基準値を超えたものは販売用に輸入してはならないことになっています。2017年にこの基準値が改定されました7)。主な農産物の基準値は次の通りです。

  • 小麦、大麦、ライ麦、そば   30ppm
  • 大豆             20ppm
  • 小豆類             10ppm
  • とうもろこし         5ppm
  • 玄米             0.1ppm

この値を下回っておれば、検出されたとしても輸入することが可能です。一方、グリホサートを分析する際、検出できる最低濃度(定量下限値)は、0.01~0.02ppmです。

小麦、大麦、米については、農林水産省と厚生労働省が残留農薬の分析を実施し、結果をウェブ上で公開しています8)。令和2年度の結果を整理したのが、次の表です。

輸入小麦のグリホサートの分析結果(令和2年度)

生産国 アメリカ カナダ オーストラリア フランス
検査した試料数 159 82 46 11
残留基準値を超えた試料数 0 0 0 0
定量下限値以上残留基準値以下の試料数 156 82 9 0
定量下限値未満の試料数 3 0 37 11

アメリカ産、カナダ産の小麦はほとんどの試料から定量下限値以上のグリホサートが検出されたのに対し、オーストラリア産、フランス産では定量下限値未満の試料の方が多くなっています。なお令和元年度も全く同じ傾向でした。
日本は主にアメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国から小麦を輸入しており、その銘柄と用途は次の通りです。

  • カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(1CW)    主にパン用
  • アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング(DNS)    主にパン・中華麺用
  • アメリカ産ハード・レッド・ウィンター(HRW)     主にパン・中華麺用
  • オーストラリア産スタンダード・ホワイト(ASW)    主に日本麺用
  • アメリカ産ウェスタン・ホワイト(WW)        主に菓子用

アメリカ産、カナダ産の大半から0.01~30ppmのグリホサートが検出されているということは、うどんやそうめんに使われる小麦以外は、グリホサートが残留している可能性が高いということになります。

一方、市販されている小麦粉とパンに含まれるグリホサートの量を、一般社団法人農民連食品分析センターが分析し、結果をウェブで公開しています9) 10)。それによりますと、国産小麦を使った小麦粉製品3種類すべてにおいて、グリホサートは検出されませんでしたが、輸入小麦を使った小麦粉製品16種類のうち8種類からグリホサートが検出されています。

また食パン13種類のうち国産小麦または有機小麦を使用した4種類からはグリホサートは検出されませんでしたが、残りの9種類の食パンからは0.07~0.23ppmのグリホサートが検出されています。

つまり、国産小麦粉とそれを使った製品にはグリホサートが検出されることはありませんが、輸入小麦粉とそれを使った製品からは、グリホサートが検出されたということになります。

輸入大豆や輸入とうもろこし、あるいはそれを原料にした食品中のグリホサートの分析結果は、見つかりませんでした。

グリホサートに対する国際機関・主要国の規制はどうか

FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)

JMPR(Joint FAO/WHO Meeting on Pesticide Residues )は、食品の国際基準(コーデックス基準)を作る政府間組織であるCodexおよび各国政府に専門的アドバイスを行う専門家の会議で、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が共同で運営しているものです。このJMPRは2016年にグリホサートについての見解を文書で公表しています11)。それによると、

グリホサートが暴露によるヒトへの発がんリスクをもたらす可能性は低い

としています。

WHOの下部組織である国際がん研究機関(IARC)が2015年にグリホサートを「おそらくヒトに対して発がん性がある」というカテゴリーに分類しましたが、こちらは物質や環境因子に発がん性があるかどうかの根拠の強さを示すものです。

一方JMPRは食品の国際基準を作る政府間組織や各国政府に対し、食品に安全性に関わる基準や規制を行う根拠となる専門的なアドバイスを行っています。すなわち現在の使用方法をしている限り、人への発がんリスクをもたらす可能性は低いので、さらなる規制は不要ということを述べています。

EU(ヨーロッパ連合)

EUでは2022年12月までグリホサートの使用が認められています。これは欧州食品安全機関 (EFSA)と欧州化学機関(ECHA)による個別の評価に続いて、2017年に欧州委員会によって承認されたものです。現在、2023年以降の承認に向けて審査が行われています。

EFSAでは2015年にグリホサートの評価を行い、

グリホサートが遺伝子毒性または人間に発がん性の脅威をもたらす可能性は低い

と結論付けています12)

グリホサートは、化学物質の分類、ラベル付け、および包装に関するEU規制のもとで、発がん性はないとされています。すべての加盟国の専門家は1人を除き、疫学データからも動物研究からの結果からも、グリホサートへの曝露とヒトのがんの発症との間に因果関係がないことに同意したとのことです。

アメリカ合衆国

アメリカでは環境保護庁(EPA: U.S. Environmental Protection Agency)がグリホサートについて、次のような見解を示しています13)

  • グリホサートの現在の使用による人の健康への懸念のリスクはない。ラベルの指示に従って使用されるグリホサート製品は、こどもやおとなにリスクをもたらすことはない。
  • グリホサートがヒトに対して発がん性を示す可能性は低いと結論付けた。EPAは、国際がん研究機関(IARC)よりもはるかに広範で関連性の高いデータセットを検討した。EPAは、グリホサートが「おそらくヒトに対して発がん性がある」というIARCの結論に同意しない。
  • EPAによるグリホサートの発がん性の評価は、
    • カナダの害虫管理規制庁(PMRA)
    • オーストラリア農薬動物用医薬品局(APVMA)
    • 欧州食品安全機関(EFSA)
    • 欧州化学物質庁(ECHA)
    • ドイツ連邦労働安全衛生研究所
    • ニュージーランド環境保護局
    • 日本の食品安全委員会
    • JMPR

の見解と一致している。

オーストラリア

オーストラリア農薬動物用医薬品局(APVMA)の立場は、JMPRが2016年に出した見解に基づいており、他国と同レベルの管理を行っています。一日許容摂取量(ADI)は体重1kgあたり1日0.3mgで、日本より厳しく設定されています14)

オーストラリア・ニュージーランド食品安全局(FSANZ)は、グリホサートの使用に関する最近の国際的な懸念を認識しており、APVMAはFSANZと協力して、食品中のグリホサート残留物のモニタリングを行っていますが、食品中のグリホサートの濃度と食事を通じての摂取量が非常に少ないことを確認しています。

2019年に行われたオーストラリア総食事研究では、パン(最高0.080ppm)、ビスケット、朝食、幼児用シリアル(最高0.011ppm)など、一部のシリアルベースの食品には非常に低レベルのグリホサートが含まれていることがわかりました。このレベルのグリホサートは、こどもを含むオーストラリアの消費者に健康上の懸念を引き起こすことはありません。またテストされた食品サンプルの大部分(77%)からは、グリホサートの検出可能な残留物はなかったとのことです。

グリホサートのメリットとデメリット

国産有機食品を供給するコープ自然派のウェブサイトには「グリホサートを取り込みたくない!」というページがあり、2015年にIARCがグリホサートを「発がんのおそれあり」と評価したこと、グリホサートが腸内細菌に影響を与える可能性があることなどが、詳しく書かれています。

世界では規制強化が進んでいますが、日本は逆に規制を緩和。世界の流れと逆行しています。

という一文は明らかに事実と異なりますが、そのほかの内容は、おおむね事実です。

グリホサートを使っていない食品を選択できるのなら、その方がよいと私も思います。国産小麦、国産の有機栽培大豆を使った製品を買うことで、グリホサートの摂取量はかなり減らせるはずです。

一方で小麦の自給率が13%、大豆の自給率は7%しかないので、加工食品を中心に購入できる商品が限られることになるでしょう。また当然のことながら、価格も高くなります。

一方でグリホサートの使用を規制しようとする動きもあります。

グリホサートは従来の除草剤に比べると安全性が高いことから、開発からわずか50年で世界中に広まりました。またグリホサートに耐性のある遺伝子組み換え作物の栽培も広がっています。この技術があるおかげで、小麦や大豆が低価格で安定して供給できているのも事実です。グリホサートの使用を規制すると、何が起きるでしようか。

まず農作物の生産コストが上がり、収穫量が下がるので、価格が高騰します。そして従来型の根から吸収されるタイプの除草剤を再び使うことになり、土壌環境や水系が汚染されることになります。グリホサートを使うメリットと使わないメリットを比較すると、使うメリットの方がはるかに大きいのが現実です。

グリホサートが入った食品を摂らない自由はあります。ふだんから胃腸の調子がよくない、アトピー素因やアレルギー体質である、妊娠している方は、グリホサートが含まれる可能性がある食品は避けたほうがよいと、わたしは思います。

まとめ

  1. グリホサートは1970年に開発された除草剤で、日本でもラウンドアップという名前で売られている。植物の葉や茎から吸収され、成長に必要な成分を合成する経路を阻害することで、植物を枯らす。地面に落ちた成分は分解され、また動物には作用しないことから、比較的安全性の高い除草剤である。
  2. グリホサートは収穫直前の農作物に直接噴霧することで成長を止め、小麦や大豆の乾燥を促進する目的でも使用される。そのため輸入小麦やパンから、グリホサートが検出されることがある。
  3. グリホサートには発がん性、遺伝毒性、催奇形性、神経毒性、生殖に対する影響はないとされている。一方で食品に残留したグリホサートが腸内細菌叢に影響を与えることで、腸内毒素症、グルテン不耐症、自閉症スペクトラム障害(ASD)の症状を起こす可能性があるという研究結果が出されている。
  4. グリホサートは国際機関や各国の規制当局によって、人に対して発がんリスクをもたらす可能性は低いという見解が出されおり、規制強化の動きは今のところない。
  5. グリホサートを使うメリットは大きい。一方でふだんから胃腸の調子がよくない、アトピー素因やアレルギー体質である、妊娠している人は、グリホサートが含まれる可能性がある食品は避けたほうがよい。

参考文献
1) グリホサートに係る食品健康影響評価の結果、内閣府食品安全委員会(2016)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/evaluationDocument/show/kya20100216003
2) IARC Monographs Volume 112: evaluation of five organophosphate insecticides and herbicides, 20 March 2015 (2015)
https://www.iarc.who.int/wp-content/uploads/2018/07/MonographVolume112-1.pdf
3) Agents Classified by the IARC Monographs, Volumes 1–129, IARC
https://monographs.iarc.who.int/agents-classified-by-the-iarc/
4) Samsel A, et. al., Glyphosate, pathways to modern diseases II: Celiac sprue and gluten intolerance. Interdiscip Toxicol, 6 (4) 159-184 (2013)
5) Yaoyu Pu, et. al., Correction for Pu et al., Maternal glyphosate exposure causes autism-like behaviors in offspring through increased expression of soluble epoxide hydrolase, Proc Natl Acad Sci USA 118 (5) e2100100118 (2021)
6) Barnett JA, et. al., Separating the Empirical Wheat From the Pseudoscientific Chaff: A Critical Review of the Literature Surrounding Glyphosate, Dysbiosis and Wheat-Sensitivity, Front Microbiol 11:556729 (2020)
7) 食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について、厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官、平成29年12月25日
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/1225-2.pdf
8) 輸入米麦のかび毒、重金属及び残留農薬等の分析結果、農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/seisan/boeki/beibaku_anzen/bunsekikekka.html
9) 小麦製品のグリホサート残留調査1st、一般社団法人農民連食品分析センター
https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_flour_1st/index.html
10) 食パンのグリホサート残留調査、一般社団法人農民連食品分析センター
https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_bread_1st/index.html
11) Joint FAO/WHO Meeting on Pesticide Residues. Geneva, 9–13 May 2016, Summary Report, Issued 16 May 2016 (2016)  https://www.who.int/foodsafety/jmprsummary2016.pdf
12) Glyphosate: EFSA updates toxicological profile, Published on12 November 2015 (2015)
https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/151112
13) Glyphosate, EPA
https://www.epa.gov/ingredients-used-pesticide-products/glyphosate
14) Glyphosate (August 2019), Food Standards Australia & New Zealand
https://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/Pages/Glyphosate.aspx